今まで自分で探して住んだ物件は、みんなWi-Fi込みだったんですよ。
イギリスの学生寮と、その後に移り住んだシェアハウスは、いずれも引越し初日から使える状態でネットがありました。
おかげで今、「インターネットの基本のキもわかってないのに、フランスで初めてインターネットの環境を整える」という事態に直面しています。
まず、フランス語の用語に戸惑う。日本語でだって、きちんと意味を理解しているかどうか、自信がないのに…。
フランスで通信関連のホームページを見ていて、頻出するのはこんな感じの言葉です。
- Go:ギガバイト
- Forfait(フォルフェ):プラン
- Box internet(ボックス・アンテルネットゥ):Wi-Fiルーター
最初はモバイル契約ひとつとっても、「ゴーって何?ギガバイトのことだろうけど、万が一違ってて、データ使いすぎちゃったらどうしよう?」と不安でした…。
第一候補:テザリング
現在の最有力候補が、今モバイル契約しているPrixtel社のプランをグレードアップして、テザリングのみで乗り切ろうというもの。
テザリングはフランス語で、
・Mode modem(モードゥ・モデム)
あるいは、
・Partage de connexion (パルタージュ・ドゥ・コネクスィオン)
と言うようです。
現在のモバイル通信には、Prixtelで最もデータ容量の少ないプラン、Forfait Le petit(60GBまで月々5.99ユーロ)を契約しています。
変更先は大容量のForfait Le Géant(300GBまで12.99ユーロ)か、もしかしたら中容量のForfait Oxygène(190GBまで11.99ユーロ)でも足りるんじゃないか?と思っているんだけど、楽観的すぎるかな…。
いずれのプランも、その月のデータ消費量に応じてある程度料金が変動するものの、料金の上限が決まっており、「うっかり通信しすぎて、バカ高い請求が来た」ということにはならないのが安心材料です。
Prixtelは格安SIMながら、最大手のOrangeに次ぐ会社である、SFRのネットワークを共有しているMVNOなので、安定したネット接続を提供しているというのが売り。
しかしその謳い文句とは裏腹に、私が語学学校で地下の教室にいる時は、携帯の電波が一切入らなかった経験もあります。
同じ教室にいるクラスメイトの中には大手SFRを契約している子もいたはずですが、他の学生が不便そうにしているそぶりはありませんでした。
やはり同一ネットワークを使っていても、本家とは繋がりやすさの違いがあるのかも。
これもキャリアが原因なのかは断言できませんが、大抵の場所(路上、屋内)では問題なくPrixtel携帯が繋がる一方で、なぜかスーパーの中ではかなりの確率で電波が入らなくなったりしました。
Prixtel以外では、Free社の110GBプランも考えたのですが、「Freeは加入が超難解」と聞いて、気持ちが挫けてしまいました。
参考:
https://lejournalaparis.com/journal/how-to-install-wifi-in-paris
またPrixtelのようなMVNOを使っていると、夕方など、みんながネットを使うピークタイムには大手キャリアが接続優先になる、という話もあるみたいですね。
まあ私が住むのは上の方の階なので、繋がりやすさそのものはあまり心配ないだろうと思ってます。
とはいえ、テザリングにはデータ容量の面で不安があるのも事実。
結構な頻度で長いビデオ通話をする生活ですし、そもそも近年モバイル通信だけで暮らしたことなんてありません。
AIに「ひと月あたり190GBで、どれくらいインターネット使えるの?」と執拗に聞きまくった結果、だいたい以下のような返答を得ました。
・スタンダード画質(480p)でGoogle Meetビデオ会議:190~270時間
・HD画質(720p)でYouTube視聴:105~158時間
・Apex Legends, Battlefieldなど重めのマルチプレイヤーゲーム:約950時間
・↑ゲームと同時にDiscordでボイスチャット:プレイ可能時間が半分に減る
ということのようです。
Discordのボイチャが入ると、こんなに時間が減るんだ…。
目安はAIに教えてもらえたとはいえ、実際にはビデオ通話ばっかりする訳ではなく、ソフトウェアのバックグラウンド更新など、いろんなことにデータを使う訳ですよね。
オンライン会議であんまり接続が不安定だったり、画質が悪かったりしたら、仕事にも差し支えますし…。
何しろWi-Fiに甘え切った生活を送ってきたので、体感として「これくらいデータが使える」がわからない。
あとは、接続のセキュリティ面や、スマートフォンをホットスポットとして駆使することによる、スマホバッテリーへの負担も心配です。
Wi-Fiルーター
じゃ、なんでWi-Fiの方向で準備を進めず、「テザリングにしようかな〜、でも不安だな〜」とグチグチ悩んでるかというと、Wi-Fiは
①テザリングよりは価格が高い
②業者(technicien)による設置工事が必要
③退去の時に返還が面倒
だからです。
特に②、日本では「業者を呼んでWi-Fiルーターを設置してもらった」という記憶がなく、「コンセントに差して、チョチョっと設定したら接続OK」というイメージがあったので、フランスでは大抵設置工事が必要ということに驚きました。
業者の手配をする煩わしさもさることながら、他人に自宅に入られることに、ちょっと抵抗がある。
また、私は海外でも「家ではスリッパ」を通しているので、業者に土足で上がられた後の掃除の手間を考えると、億劫になります。
さらに、ルーターを設置するということは、③退去時にそれを返却せねばならないということ。
日本国内でやるならともかく、海外で慌ただしく引越し作業している中では、かなりの面倒になるんじゃないでしょうか。
そもそも、設置は業者に頼まなきゃいけないのに、撤去は自分でやっていいのかな?
ここ、調べてません。
一方で、①の価格は、実はそんなにテザリングと変わらない価格に収まると思われます。
ルーターの契約をすれば、そのキャリアのモバイル通信プランを格安でつけられることが多いからです。
たとえばPrixtelを解約して、SFR傘下のRED社のところで、そこのルーターであるBox Internet REDを契約すると、モバイル通信込みで月額20.99ユーロ。
PrixtelのLe Géantプランでテザリングしたとして、データ使用量が320~340GBになると、月料金は16.99ユーロ。
さほど価格が変わりません。
モバイル契約には、Engagement(契約期間の縛り)があることがありますが、Résiliation(契約キャンセル)によって乗り換え元のキャリアから課せられる料金を、一定額まで補填してくれるところも多いです。
顧客獲得をしたいキャリア同士の競争原理が働いて、キャンセル料を代わりに持ってくれるんですね。
(引越しなどの正当な理由があれば、このキャンセル料金はかからないらしいです)
幸いPrixtelにはこの縛りがないので、その点はどのみち心配ありません。
4ユーロの差で、自宅でネットに安定して接続でき、通信データ量にビクビクしないで済むならいいですよね。
やはり、Wi-Fiのネックは設置と返却の方です。
REDのルーターも、やはり契約後にオンラインで業者とのアポを取り、ルーターを設置に来てもらうようでした。
結論…?
このまでつらつら書き連ねてきたんですが、正直言って方針はまだ決まってません。
それぞれのメリット・デメリットを考えてたら頭がぐるぐるしてきたので、この記事は自分用の備忘録みたいなものです。
とにかく手間がかからないテザリング
vs
スマホのバッテリー保全・データ容量が安心のWi-Fiルーター
のせめぎ合いといったところですね。
引越し日も近づいて、いよいよネット環境を整えないと…というタイミングなんですが、本当にどうしようかなあ。
※お財布に優しいミニマルなPrixtelですが、プランに含まれないタイプの通話やメッセージも結構あります。
実際に、私も余計に請求が来たことがありますが(といっても2,3ユーロ)、それはまた機会を改めて書こうと思います。
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